「第二内戦」

人工知能学会の30周年を記念して早川書房より発行された『AIと人類は共存できるか?』に、中編「第二内戦」を寄稿しました。

「倫理」「社会」「政治」「信仰」「芸術」――5つの異なるアプローチで、人工知能(AI)が普及した未来社会を描く。SF作家の想像力とAI研究者の最新知見が斬り結ぶ、書き下ろしアンソロジー

本書は5編の小説に5名のAI研究者が作品を解題する、珍しいアンソロジーです。「第二内戦」を群知能の側面から解題してくださったのは、電気通信大学大学院情報理工学研究科教授・栗原聡先生。作品で語れなかった知能の創発に至る部分を語ってくださいました。

「第二内戦」は合衆国初の女性大統領が一般教書演説によって銃規制を強めると発言したために合衆国内が分裂し、一つの国家「アメリカ自由領邦( gun baring ) Freed States of America」が生まれたという設定です。執筆時点ではクリントンの二期目に発生する事態を想定していたのですが、ご存知のように、アメリカの分裂は私の予想よりも4年早く、そして事実無根のデマを振りまいたトランプ大統領の選挙活動によって表面化してしまいました。

至近未来を扱うのは難しいですね。

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