アーカイバル処理

プリントを恒久的に保存するための処理。強く定着させたプリントに行う。銀など変成する可能性のある金属を、安定した金属で置き換える(トーニング)ことによって耐候性の高いプリントを作成することができる。

実際、学生の頃に見にいった、アンセル・アダムスが作成したオリジナルプリントは、魂を抜かれるような美しさをプリント後半世紀に渡って保っていた。いや、私は出来上がったばかりのプリントを見ていないので直接の比較はできないのだが、デュプリケートされたネガ(これもアーカイバル処理されている)から作成した新しいプリントと比較しても全く遜色が…いや、アンセル・アダムスのオリジナルプリントの方が新鮮に感じた。

科学的に安定したプリントアウトは、写真のアーカイバル処理に鍵があるのではないだろうか。アーカイバル化を前提とした写真プリントを行って、定着→アーカイバル処理というのは、実績だけでいっても半世紀美術品の価値を下げないほど安定した手法だ。これを、より安定した材質に置き換える、より簡単な手法はないものだろうかね。

どうでもいいことだが、「プリントASIN:4753413365」でアンセル・アダムスがラピッドセレニウムという、炎症を起こす薬液を素手で扱っていた。ん?本じゃなくて写真展で流れていたビデオだったかな?アーカイバル処理してジーンズを一着、手をぼろぼろに(ゴム手袋もちろんしてたんだけど)したアタシは写真を焼く資格ないですかと小一時間…問いつめるようなこともなかったなぁ。無謀で身の程を知らない努力嫌いの口だけな若者であった頃を思いだした。あ、今でも「若者」以外変わってないか(泣

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。