設計が苦手、作業は得意

国産検索エンジンはなぜ必要なのか?–経産省担当者に聞く

日本の企業や研究機関と会う機会に、世界的なレベルの研究成果や技術が日本にあることを感じる。そういう研究が論文にも特許にもならず世の中に出てこないのは様々な理由があるのだろうが、開発という視点から見たときに最も感じることは「構築・アーキテクチャ」を専門にやっている人がいないか、無能だってことだ。

かたや韓国や欧米のエンジニアは、作れるかどうかの検討よりも「よそから買う」「作った実績のあるところに頼む」という方向を好むために、個々のエンジニアの実装力は平均して日本人のエンジニアよりも低いように感じる。つまらんバグも多く出すし。

ただ、ソフトウェアのアーキテクチャを市場性やロードマップ、エンジニアリング・リスク(バグが出たら?エンジニアが辞めたら?みたいなことも含め……)を考慮しながらまとめあげる力には本当に驚かされる。フェイルセーフという言葉を彼らから直接聞いたことはないのだが、アーキテクチャがエンジニアリングのフェイルセーフとなるように構築しているように感じることが多い。

アプリケーション構築にどちらの技術が重要なのかってのははっきりしているんじゃなかろうか。Googleよりも自然言語検索が優れているかもしれん、画像のハンドリングはできるかもしれん、電子タグから直接データを抜き出せるかもしれん。でも、そんなのすべてパーツにすぎず、アドバンテージにならないことを理解していないように見えることが心配だ。必要で時間がないなら「買ってくる」か誰か雇って「作ればいい」のだ。必要なのは「こんな技術がここで必要だ」と決めるイマジネーションと決断力であり、今回のようなアリモノのパーツから始まるプロジェクトではその部分を養うことはできそうもない。悲惨な現実を隠すためのリップサービスかもしれないが……

また、スピード感2~3年である程度の成果*とか言ってるようじゃ絶対に失敗するだろう。小規模でもいいから「1/4期でこれにつなげ!」って言い出す決断とオープンレビューに晒される勇気が必要じゃなかろうか。

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