長期出張のTipsその2

もう少し書いてみる。書き忘れていたけど、私は商談や視察などの「会う・見る」ことが主目的になるスーツ系出張よりも、開発・制作などの現場を外に持ち出すことが多いので、この話はそういう前提になってる。

スピード重視のスーツ族出張にはここのTipsはかけらも役に立たないだろう。

食事

出張時は受け入れ先との会食などで思うようにとれないことも多いだろうが、食事は大事だ。とにかく、食事を抜かないことが大事。

  • 朝食は絶対にとる
    • 滞在が長くなってくるとつい抜いてしまいがちな朝食だが、残しても良いから朝食は絶対にとることを勧める。ホテルで朝食がとれるならベスト。
    • 韓国のビジネスホテルだと朝食がでないことが多いが、ソウルならあちこちで朝からやっている軽食屋があるので、軽くても良いから絶対にとる。
    • 中国だと日本人が普通に泊まれるようなホテルならバイキング形式の朝食が出るところが多いはずなので、徹底して利用する。
  • レストランの時間を確認
    • あたためた弁当が購入できるコンビニがあるような文明国であっても、その場で調理された食事をとるのは大事だ。ソウルのビジネスホテルのようにホテルで食事がとれないならば、周囲で食事がとれる場所を確認しておく。
  • 屋台は避ける
    • チープでお腹いっぱいになれるが、屋台は避ける。食中毒も怖いが、慣れない香辛料を大量に摂取すると体調を大きく崩すことがある。どうしても満喫したいなら、最終日や休日前など、翌日に影響を残さない日を選ぶ。確かに、屋台の飯はいい。
  • ホテルのバーの時間を確認
    • 実際に利用できなくても、まともな珈琲や紅茶、中国だと中国茶を飲むことができるというマージンがあることがストレスを解消してくれる。ホテルのバーの営業時間は確認しておくといい。中国だと日本人が普通に利用できる☆☆☆☆クラス以上なら深夜までやってるバーが併設されていることが多い。
    • 長期出張なら、レギュラーコーヒーのパックをいくつか持っていくのもありだ。スタバが近くにあればいいが、ホテルの部屋でまともなコーヒーが自由に飲めるのは、ストレス解消にいい。荷物にならないのもいい。
  • 個人で食べられる場所は少ない
    • 一人の場合、困るのは食事だ。東京のように個人利用できる飲食店がある都市は少ない。有ってもフランチャイズが多く、値段が高く味は確実に落ちる。ソウルには個人でも入れる店が多い。
    • これは私の話ではないが、異国飯に耐えられなくなってから現地の吉野家に行くと落ち込む。シャンツァイや唐辛子、香り飯が続いたときに辛くなりそうなら、ネタとして笑える初期段階で「日本食」を食わせるところへ行っておくことを勧める。
    • マニラの食環境はちょっと特殊。現地料理がなく、中華、スペイン、アメリカ、日本料理がけっこう普通に食べられる。「フィリピン料理」なるものもあるが、これは余った食材をつかうスペイン料理だ。国家がなかった場所が400年間植民地にされてた悲哀か。
    • 上海や北京の外国人向け以外の中国では3~5元程度で個人で食える食堂は一皿で腹いっぱい系が多い。安い店は不衛生なことが多いので、気休め程度だが取り皿と箸をお茶で洗うことにしている。
    • 普通の中華料理店では、一皿が3人前に調整されていることが多い。多すぎないか聞きながらオーダーするが、基本的に残す覚悟で頼んでいる。また、メニューにある料理が全部出る店はないと思っておいた方がいい。
    • 同行者や受け入れ先との関係で飲まなければならないことは多くなるが、遅くなってからのアルコールは控える。
    • 最近、日本のドラマの影響で、こちらが日本人だと見ると冷えたビールがいいか聞いてくれることも多くなってきたが、中国では常温のビールが普通。冷えた物が欲しいときは「冷(ピン)」と添えて頼む。
    • 中国人に宴席に招かれて「白酒」が出てきたら覚悟を決める。40度のマオタイ酒を小さなグラスに入れて、全員と乾杯するのが決まり。飲んだらグラスの底を相手に見せる。翌日には残りにくいのが幸い。

荷物

同じ場所へ2泊程度の短期なら移動時の持ち物は最低限にするのが原則だが、それ以上滞在する場合は大荷物を我慢する価値がある。

  • カート付き鞄
    • 国内や2泊3日のような出張はSamsoniteのカート付き鞄だけで移動する。MacBookとAC、キーボード、マウスに書類と着替えを突っ込んで移動する。このカート付き鞄には以下が常に入れてある。
      • 予備のマウス
      • プロジェクタ用VGA変換ケーブル
      • コンセント形状変換
      • メモリカードリーダー
      • データを渡す、受け取るためのフラッシュメモリ
    • この鞄には、下着以外にシャツとネクタイぐらいしか入らないので、スーツ系の服が必要なときは着て移動することになる。
  • スーツケース
    • 3泊という出張はあまり経験がないが、一週間というオーダーのときはスーツケースを持ち出す。この日程だと確実に行った先でフルに働けないとまずい。
    • 機内持ち込み可能なスーツケースは使わない。比較的短期の出張だと移動時間の比率が大きいので、荷物を絞り込む方が移動の疲れがなくていい。
    • 同行者が居るときはタクシーのトランクに2個はいるように小型のスーツケースを使用する。言葉の通じないタクシー乗り場で入るの入らないの、別の車を探せだの揉めるのは面倒だし、関係が固まっていないアテンドに「手のかかるヤツラ」と思わせるのも好かん。
    • 空港についたらスーツケースは鞄と一緒にカートに乗せて運ぶ。ホテルではベルボーイに部屋まで運んでもらう。ベルボーイが居なくてもフロントに頼んでみる。スーツケースのキャスターは自宅から駅やバス停まで「とりあえず」移動する程度にしか頼らない。
    • スーツケースには以下が常駐している。
      • アメニティ(後述)
      • 電圧変換機
      • 三つ叉コンセント
      • コンセント形状変換
      • トラベラーズチェック
  • 通勤鞄
    • 毎日ホテルから通勤する必要があるときはスーツケースの中に通勤で使っている鞄を入れる。この鞄にはキーボードやマウス、USBハブと書類など、出勤先で使用するモノをまとめて入れておく。
    • ホテルについたらカート付きの鞄からMacBookとACを通勤鞄に移して出勤可能になる。通勤に使う鞄なので、出張のために会社から持ち帰った物がそのままというズボラルールが適用できるのもメリット。
    • 通勤鞄に常駐しているもので、出張に関連するのは以下
      • Victrinox PC suite
      • LAMY替えインク
  • 喫煙具
    • タバコは現地ブランドを吸うし、200本以上が関税の対象にもなるので、土産購入を考えて個人用に予備は一切持たない。
    • ライター持ち込みの規制が複雑になってきている。特に米国系の便はライター持ち込み禁止だが、日航だと思っていると共同運行便だったりしてライター捨てる羽目になったりする。そんな航空会社や経由国のルールまですべてを把握できないので、ライターはすぐに捨てられるように、新品の百円ライターを必ず一個だけ身につけておく。
    • スーツケースやその中の鞄、衣類にライターを入れておくとチェックイン時の検査で引っかかり、思わぬ時間をとられてしまうので、荷物に混ぜない。
  • 電源周り
    • 電源の確保は重要だ。MacBookはユニバーサル電圧対応のACアダプタが標準装備なので、電源の確保に困ったことはないが、ACアダプタそのものは忘れがちなアイテムなので、荷造りの時は何度でも確認する。
    • 日本の電圧でしか使えない機器を使うための変圧器は1kg程度。三つ叉のコネクタと一緒にスーツケースに放り込んである。
    • 変圧器はスーツケースに連動させているので、スーツケースを持たない短期出張に鎖国ガジェットを持ってく必要がないように普段から調整する。普段からガジェットのACアダプタとパワーケーブルが220V対応かどうか確認する癖をつける。
    • コンセント変換機は、スーツケースとPC用ケースの両方に入れておく。
    • 重要なのはとっさの時に間違えたり忘れたりない運用ルール。「明日から行ってこい」と言われてあわてて出国したときに必要なモノが鞄に入っているのがいい。
  • 衣類
    • 下着、靴下はホテルで手洗いするので5組以上は持っていかない。厚手のTシャツ、ポロシャツは脱水が難しいので、薄い物を中心にまとめる。
    • 肌につける衣類、下着や靴下の現地調達は考えない。縫製や出荷の品質が悪く、一度きちんと洗ってからでないとかぶれることすらある。また耐久性も低いので持ち帰ってからゴミになる。
    • 冬の北京では防寒対策は重要。厚手の上着、ニットが必須。私はN-2Bを持っていく。
    • 夏でも体調を崩したときのことを考えて、長袖のニットを一着入れておく。
    • 上着を着ていられないほど暑くないならば、室内でも羽織っていられるジャケットは便利。ポケットが多数あるので、喫煙具、携帯、デジカメ、手帳を分別して一気に運べる。また、前ボタンや襟などである程度は体温も調節できる。
    • パジャマは必須。毎日着る必要もないが、ホテルの部屋を「自分の部屋」にする効果が高い。異国にしばらく居ると体臭が変わってくる。布団に潜り込んだときに、変わりつつある体臭はかなりのストレスになるのだが、自分のパジャマを着れば、ベッドは自宅と同じ環境になる。
    • ジーンズの予備一本は持っていく。何かの間違いでとんでもなく汗をかいたときや、雨に濡れたときなど、予備があるという事実がストレスを低減させる。
    • ホテル内を歩き回る程度の楽な靴を持っていく。何かの間違いでホテルの部屋に缶詰するときなど、重い靴しかないと疲れる。
  • アメニティ
    • 前項でも書いたが、家から離れると様々な要因で体臭が変化する。3ヶ月とか滞在するなら覚悟決めて慣れちまった方がいいと思うが、アイデンティティの喪失は強いストレスを生む。たかが体臭と侮るなかれ。肉体が自分の知っているものではなくなっていく課程は恐怖だぜ。白髪とかな。
    • というわけで、シャンプーとリンス、シェービングフォームは普段使っている物を持っていく。ホテルのアメニティグッズのシャンプーボトルが使いにくいという理由もあるのだが、風呂で自分を取り戻せるのはいい。
    • 私は電気シェーバーを使わないが、外国人が宿泊することを前提にしたホテルでは、洗面所だけ110vと220vの、日本と同じ米国式コンセントになっている。シェーバーは鎖国ガジェットでも大丈夫らしい。また、携帯の充電もやれはする。
    • 韓国のホテルは日本よりも値段が高く(そのかわり一部屋に何人はいっても料金が変わらない)、アメニティグッズがない。コンビニは多いが韓国語で「シャンプー」と書かれているのか「ヘアクリーム」と書かれているのか読めりゃいいが、まぁ、持っていくことを勧めるね。
  • 書籍など
    • 娯楽はいろいろあるだろうが、私は書籍を持っていく。1週間なら8冊ぐらい。さらに、成田空港で何冊か買う。
    • 音楽を持っていくなら、小型のスピーカーを持っていくことを勧める。ヘッドホンやPCのスピーカーでは、集中して聞くしかないが、部屋にうっすら音楽が流れるのは気持ちが安らぐ。
    • 一人の時間がいきなりできたときに、やることがあるのはいい。

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