AppleTrans

不明であった。Appleが翻訳メモリ対応の翻訳ツールをリリースしていたなんてしらんかった。会社の同僚に教えていただいた。感謝である。

まず、Macで動くフリーの翻訳メモリ対応環境はWordfastというのがある。これはWin/MacのWord上で動く翻訳メモリツールだ。VBなんでMacではいかんせん遅い上に誤動作が激しい。必要な人は必要だろう。私も今までこれを使ってきた。

これからは、AppleTransがあれば大概の用途には間に合いそうだ。

翻訳メモリとは

センテンスやDescriptionごとに原文⇔訳文の対をDBに保存しておき、新たな翻訳部分で類似した対があるかどうかを検索してくれるツールだ。翻訳そのものは人間がやることに変わりはない。

例えば、以下のような部分があるとしよう。太字の部分は文中に出てくる単語が一部だけ違う。

Download AppleGlot (DMG) ― A User’s Guide (PDF) is available.

Browse and download Glossaries (FTP site).

Glossaries are available in Chinese [Simplified and Traditional], Brazilian, Danish, Dutch, Finnish, French, German, Italian, Japanese, Korean, Norwegian, Spanish, and Swedish. The files can all be viewed with TextEdit on Mac OS X.

Download AD Viewer (DMG).

See information about Interface Builder.

Download AppleTrans (DMG).

Browse Cocoa resources.

Browse Carbon resources.

ここで、一回目のDownload AD Viewer (DMG).を「ADビュアーのダウンロード(DMG)」と翻訳し、メモリに登録する。

すると、次にDownload AppleTrans (DMG).にさしかかったときに、Download AD Viewer (DMG).と80%一致してるぞ、と通知され、原文エリアには差異のある部分が強調表示されてこんなーDownload AD Viewer (DMG).ーで、訳文入力エリアには「ADビュアーのダウンロード(DMG)」と表示される。

訳文を「AppleTransのダウンロード(DMG)」と編集して新たなメモリに登録する。

まず、同じ構造の文章だと「……ダウンロードする。」とか「……ダウンロード」とか表記が揺れないのがありがたい。

翻訳メモリがその真価を発揮するのは、バージョンアップされたドキュメントを翻訳するときなんだが、単純な翻訳作業でも対語辞書と一緒に使うと、翻訳そのものに集中することができる。

AppleTrans

サポートもないしUniversal binaryじゃないけど動作速度は十分すぎるほど。きちんとしたアプリなのでUnicodeにきちっと対応している。

もとがローカライズ用なだけあって、XMLやHTMLの地の文だけをきちんと拾ってきてくれるのは大変ありがたいし、翻訳の単位(セグメント)を正規表現で指定できるのもうれしいね。

翻訳メモリをネットワークで共有できるのもうれしい。どこかにサーバをおく必要もないし。まだネットワークで翻訳メモリを共有して作業してみたことはないんだけど、期待。もう少し対語辞書の使い勝手がよければいいんだが、これはまた別の方法を考えるとしよう。

金太郎飴のようなものなら……

翻訳メモリの用途は翻訳に限らない。原文と編集分があって、金太郎飴のようなテキストファイルなら何でも効率アップできる。例えば、WebアプリケーションのテンプレートHTMLを編集するときなんかにも使えるわけだこれが。

xoopsやOpenPNEの似たようなテンプレをン十枚ちまちまやってるときなんか最高に役に立つ。

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