第二のデビュー

今月、二つの商業誌へ新作の短編が掲載されることになりました。

  • 早川書房:SFマガジン 2013年2月号「コラボレーション」
  • 朝日新聞出版:小説トリッパー 2012年冬号「UNDERGROUNDアンダーグラウンド MARKETマーケット

SFマガジンに掲載される「コラボレーション」には、Gene Mapperで描かれた世界が再び登場します。トゥルーネットに覆い隠されたインターネット、という世界に生きるエンジニアの姿が描かれます。

小説トリッパーでは第二特集へ特別寄稿した「UNDERGROUND MARKET」は、Gene Mapperとは全く異なる趣の作品となりました。地下経済が蔓延する2018年、表の経済からドロップアウトした若者達が東京の街を走ります。

私には未発表作品がありません。Gene Mapperが初めて書いた小説作品であり、幸運なことに大勢の方から支持をいただいています。ただ、各所のインタビューでも述べているように、ターゲットとしていた層の嗜好に大きく依存する作品でもあり、全く受け付けないというレビューも散見されます。

今回、2ヶ月間にわたって両誌の担当編集者と共に小説を作り上げていく過程は、そのことを強く再認識させられる、得難い経験と物語を作り上げる力を与えてくれました。

12月16日の小説トリッパー、12月25日のSFマガジン、ともに発行部数はGene Mapperの売上を大きく上回る商業印刷物となり、読み始める前に取得できる情報を制御できない平場で、幅広い読者層の方々が手に取ることになります。そんな中で頂く評価が怖くもあり、楽しみでもあります。

もちろん、セルフ・パブリッシングを辞めるわけではありません。

staffページにも掲載している次回作「Orbital Cloud」は、Gene MapperのKindleストア公開やこの2作品の執筆のために遅れてしまいました。ただ、プロフェッショナルの編集者と制作した経験は、再開したOrbital Cloudへ、今までに私が描くことのできなかった感情や人物像、そして情景を描き出す技術を残しました。間違いなく、面白い作品になろうとしています。時期はお伝えできませんが、今しばらくお待ちください。

このブログエントリーはGene Mapper制作ブログより再掲しています。

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