電子ペーパーの寿命

今日、書籍がインストールされた電子ペーパー書籍端末が大日本印刷から発表された。

ネットでの会員登録やダウンロードなどが不要ですぐ読める“電子の本” 名作の電子書籍を収録した『honto pocket(ホントポケット)』を販売開始

アガサ・クリスティー全集が74,800円。妥当な価格にも思えたけれど、気になったのが電子ペーパーの寿命だ。いったい、どれぐらいの期間、その端末は使えるのだろう。Kindleにも使われているE Ink社のPearlの仕様書を探してみた。

Service Life: 10 Million switches or 5 years
E Ink Pearl Imaging Film Technical Spec Sheet

ある程度予想はしていたけれど、実際に見るとちょっと残念な気持ちになる。一千万ページというのは、500ページの本で2万冊。1日一冊読めば54年分。この限界に達することはない気がする。5年ぐらいは保証するよ、ということなんだろう。この手の数値は安全係数がかかっているので、スペックシートの数字をそのまま信用することもないのだが、電子ペーパー端末は10年持たないと考えたほうがいい。KindleやKobo、Bookwalker、そしてそれこそ大日本印刷のhontoなどのプラットフォームの方が寿命が長そうだ。

iTunesで音楽を初めて購入したのが9年前だが、あのとき買った楽曲は何度かのフォーマット交換を経て、2012年にはDRMも無くなった。今もiTunes Matchでしっかりと聞けている。

DRMを無くして欲しいとまでは言わないけれど、この商品を購入したら、せめてhontoのアカウントを作ってあげて、コンテンツの権利も渡してあげて欲しいな。5年後か10年後かわからないけれど、どうせ動かなくなる。その時に新しい電子ペーパー端末かサービスで読めるなら……いや、やっぱりちょっと高く感じるな。

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