Irish, Italian, Korea…日本語どこいった


ただいま準備中の SF 小説、「Gene Mapper」はサイトも公開して販売チャネルごとに手続きを確認する段階に入っている。現在のところ販売を検討しているのは、特設サイトからの直販、文楽、そして日本語マーケットが開き次第ではあるけれど Kindle 、 Google Play と iBooks Store だ。

Kindle Direct Publishingは英語のアカウントさえあればサービスの内容を確認できる。まだ英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、カタルニア語、バスク語とガリア語ガリシア語(Aiさん、ご指摘ありがとうございます)──なんだ最後のマイナー言語は。まぁ、古代文学があるんだろうが──しかサポートしていないけれど、当然のように日本語はまだ出てこない。ビュワーの日本語対応も、いち著者からは全く気配が伺えない状態だ。 Touch 以上ならかろうじて日本語が出るかどうか、 Kindle Previewer でも Fire ならば日本語は表示できるが縦書きどころか横書きのルビで段落が切れる等、 Safari 4.0 相当に見える。日本語の EPUB を表示するなら OS のメジャーバージョンアップが必要なレベルだ。もう少しかかるかな。

Google Play はよく分からない。広告のためにGoogle Books Partner Programで書籍を登録することはできて、マーケットが開けばそのまま Plays で販売できるのだろうけど日本人のアカウントからは詳細が分からない状態が続いている。 Google Play になってから登場した Google Play Books アプリも日本からはダウンロードできないので、レイアウトも確認できない。アプリだけでも動けば日本語マーケットが開いた瞬間に登録できるのだが……


Apple の iBooks Store はビューワーである iBooks が既に動いているので対策がたてやすい。縦書きとルビはほぼ意図通り入るし、縦中横に使う CSS も問題なく動くので、あとは iOS 6 が右開きに対応してくれるかどうかだけが問題だ。対応してくれなければ横書きのレイアウトで当面リリースすればいい。コンテンツの登録も iTunes と同じだし、販売管理は App と同じ。勝手がわかっているので EPUB のパッケージングを試してみることにした。

書籍のパッケージングには iTunes Producer を使う。メタデータを設定して言語を……あら、いつの間にか言語が増えているじゃないの。アルファベット順にバスク語、ブルガリア語、チェコ語……そうか、アラビア語は日本語と同じ右開きだから登録されていないんだな。アラビア語やヘブライ語と違って日本語は横書き左開きでもなんとかなるのだが、声を上げていこうぜ、コーランの民よ。

一行に限れば文字組版の最難関と個人的に思っているヒンズー語( Hindi )もある。そして Irish, Italian, Korean……韓国語!韓国語の書籍には漢字も含まれることがあるよね。そして、縦書きでなくても横書き配信できるんだね。おめでとう。あれ?H、I、J、K……Jから始まる大事な言語はどこいった?

ヒンズー語を難なくレンダリングし、ページ内ならアラビア語と英語が混ざっていても平気で、 CJK (中/日/韓)をサポートしていない訳でもなく、縦横両サポートしていなければ出せない訳でもなく、既にルビは正しく表示できる iBooks 用の言語になぜ日本語がない?

後でよく見たら中国語もなかった。 iBooks Store にはプロジェクト・グーテンベルグから採用された西遊記や孫子がある。やはり、サードパーティからのアップロードを恣意的に止めているのだろう。

EPUB を売る方法は他にもあるのだ。大手チャネルは準備ができたら順次刊行という方針でいけばいいか。

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2件のコメント

    1. Ani さん、ありがとうございます。ガリシア語なのですね。
      古典の出版に便利で……というリリースを見た記憶があったのでろくにスペルを見ずにガリア語だと思い込んでいました。

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