>Klipsch Image X10iいいよ


>Klipsch Image X10i
以前blogでも書いていたように、私は老舗スピーカーメーカーKlipsch社のImage X10というカナル型のインナーイヤーイヤフォンを愛用している。前も書いたけれど、このイヤフォンは私が勤務しているe frontierが国内で販売している商品だ。

前回のレビュー:Klipsch Image X10 Underconstruction by Taiyo

10時間付けっぱなしでも耳が痛くならない抜群の装着感と飛行機の機内でエンジン音を気にならない程度に遮音する性能をもち、またとても気持ちのいい音楽を聴くことができるイヤフォンで、予算さえ許すならiPhone、iPod用にお勧めしたいイヤフォンだった。

わざわざ過去形で書いたのは、このImage X10にマイクとリモコンがついた「Klipsh Image X10i」を試したからだ。いや、これほんとすばらしいよ。iPhoneとMacBookを持っているならぜひこの続きを読んでほしい。

Klipsch Image X10i製品Webサイト

Klipsch Image X10i controller
Klipsch Image X10iにはApple社製のコントローラーチップをリモコンに搭載しているので、純正のiPhone用イヤフォンマイクと同じ、以下の操作が可能だ。

  • 再生ボタンをダブルプッシュすると次の曲
  • トリプルタップで前の曲
  • 長押しするとボイスコントロールが起動
  • 再生ボタンをダブルプッシュして二度目を長押しすると聴いている曲やPodcastの早送り
  • トリプルプッシュして三度目を長押しすると逆回し

このショートカット、どれだけご存知でしたか?私はダブル長押しから後ろの早送りと逆まわしは知らなかった。

マイクはコントローラーの裏に孔があるだけの簡単なものだけど無指向性で十分な感度があり、バランスがいいので音質は十分に感じる。iPhoneでUstream中継なんてする機会も増えてくるだろうけど、片手でiPhoneを差し出しながらきちんと声を入れることができるのは嬉しいね。

そして、このコントローラーとマイクがMacBookでも使えるんだ。これには驚いた。Klipsch Image X10iは、MacBook用の「イヤフォンマイク」「メディアコントローラー」として用いることができる。

もちろん、ドライバなんか要らないしUSBでもBlueToothでもない。ただイヤフォンジャックに挿し込むだけで、外部マイクを持ったイヤフォンとして使用することができる。右のスクリーンショットはMacBook Late 2008にImage X10iを付けた状態のシステム環境設定「サウンド」だけど、ここが「外部マイク」になっている。ネイティブなマイクとして認識されているのでiChatやSkypeなどでも、内蔵マイクより音質がいいマイクとして用いることができる。

リモコンの再生ボタンではiTuneやQuickTime Playerの再生・停止・前後へスキップ、音量コントローラーはシステムサウンドの音量調整を行うことができる。

ここまでの利便性が追加されていても、もちろん音質はImage X10そのまま。
リモコンにボリュームコントロールがついているけど、リモコンやケーブルに入れた抵抗で音量を調整しているわけじゃなくてiPhone本体のボリュームコントローラーを操作するから余計な回路もないので、以前blogで書いたようなImage X10の自然で芯のある音はそのままだ。以前書いたレビューから、ちょっと長いけど書き直す必要もないので引用する。

試聴したときにまず驚いたのは、流れてくる音のナチュラルな存在感だった。iPhoneに入れていた楽曲をいくつか鳴らしてみたのだけど特に驚いたのQuincy Jonesの「Big Band Bossa Nova」(オースティン・パワーズのテーマソング、といった方が通りがいいかもしれない)が、ゴキゲンなラテン音楽として聞こえてきたのには本当に驚いた。名作ってことになってるんでだいぶ前に買ってなんとなくiPodに入れていた曲なんだけど、曲もアレンジもありきたりでつまらないと思っていたのだが、演奏とレコーディングがすばらしい名盤だったのを発見できたのはKlipsch Image X10のおかげだ。

オーケストラは音そのものがある程度よくないと全く楽しめないんだな。

ハウジングというのが憚られるほど小さな本体からは想像できないほど豊かな低音から高音のディテールまで滑らかに聞こえる特性は、オーケストラだけじゃなくてPopsやハードロックも十分楽しめる。

誤算もある。楽しめない音楽群ができてしまった。適当な(というわけでもないんだろうけど)録音や圧縮音源で劣化を感じてしまう音楽群は、聞いても楽しめなくなってしまった。iTunes Plusはまだいいけど、普通の楽曲だと平板になってしまっている部分が本当に平板に聞こえてしまう。

Klipsch Image X10 Underconstruction by Taiyo より

細かなことを言うとケーブルが少し柔らかい素材に変わり、ケーブルが衣服とこすれたときに出るタッチノイズがだいぶ減少しているから音質は上がったように感じる。

Klipsch Image X10/X10i jack

ひとつだけ、Image X10と比べて残念なことになっている部分がある。は右の写真は左上がImage X10、右下がImage X10iだ。Image X10のイヤフォンジャックは滑らかにカーブしていたのだが、マイクとリモコンのコントローラのために4極必要となってしまったImage X10iは当たり前のストレートなジャックになってしまった。
滑らかに曲がっていたImage X10のイヤフォンジャックは本当に秀逸な設計で、ジーンズの前ポケットにiPhoneを入れていても引っかかることなく取り出せていたので残念。

Klipsch Image X10iはiPhoneだけでなくMacBookでも使えるイヤフォンに進化したことで、それこそ肌身離さず持ち歩いて使うことができそうだ。Appleの標準コントローラということはiPadでもマイクとして使えちゃったりするかも知れないな。

三万円を超えるイヤフォンには尻込みするかもしれないけれど、ほんとにすばらしい製品です。店頭で視聴できる場所もあるだろうからぜひ、自分のiPhoneを持っていって試してみてほしい。

追記 – 29 Mar 2010
通話について書き忘れてたので追記。
リモコンの再生ボタンで電話をとることができるのは当たり前として。
iPhoneのWi-Fi環境でのSkypeや3G環境での通話品質はもともとそんなに悪くないのだけど、Klipsch Image X10iで通話するとちょっと次元が違う音になる。イヤピースの遮音性が高いことも影響しているのだろうけど、いままで聞き取れなかったような音が自然に聞こえてくるのは感動した。
マイク胸元あたりにぶら下がる形なのだけどうるさくない場所ならそのままで充分。口元にすこし持ち上げればうるさい場所からでも普通に声を拾ってくれる。
Klipsch Image X10iはノイズキャンセリング機構も必要のないほどしっかりした遮音性がある有線イヤフォンだから電池の心配も要らないのだけど、通話でも付けていることを忘れるぐらい自然に扱えるのは嬉しいね。

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