Klipsch Image X5

こちらも販売するというので、少し時間をかけて視聴してみた。

Klipsch イヤホン Image X5

Klipsch イヤホン Image X5

まず聞いてみたのが布袋のベストアルバム「All Time Super Best」から、通称「Kill Billのテーマ」。

ALL TIME SUPER BEST(通常盤)

ALL TIME SUPER BEST(通常盤)

世界最小を謳うImage X10よりは少し大きいといえ十分に小さなImage X5のボディからとは信じられないスケールの低音がストレートに飛び込んでくる。低音をウリにするヘッドホンにありがちな中音域の貧しさもImage X5からは感じられない。ベースからギターの演奏ニュアンスまで十分なディテールと響きが得られる。

ボリュームを上げていっても音が割れないのは見事だ。手持ちのiPhoneやiPod touchでボリュームスライダを90%まで上げても音は割れない。難聴も怖いので、日常的にそんなに音量をあげて聞くのはやめたほうがいいが、この状態でもほとんど音漏れしないからここぞってときに気持ちよくキめることができるのはいいね。

次に試したのは古い録音。Chris Connorの「Chris」。これが微妙なマスタリングで再生環境によってはすぐにハウリングに似た気持ちの悪い音を出してくれるのだが、Image X5では案の定というべきか、ベースが唸ってしまった。小屋やスタジオの鳴りが収録されてしまうことの多い古いJazzのライブ版では少し絞らないとやや辛い。ハイ側も少し音が気持ち悪く廻ってしまっていた。

器楽系では最近の録音の大味なオーケストラだとものすごく相性がいい。大迫力。John Wlliamsなんかは映画館のスケール感が少し味わえる。バロックも少ない手持ちのライブラリから聞いてみたけど、こちらはバランスが難しい。繊細な演奏のニュアンスが情緒にすこし振られてしまう。楽器にもよると思うけどロマン派以降なら十分楽しめるような気がするけど、古い楽曲はImage X10のほうが好きだな。

音楽以外に目を向けてみた。iPhoneのゲームやYouTubeなどすかすかの音源がかなり楽しめるのはポイント高い。テレビにシアターシステムつないだ感じ。128kの圧縮音源やWebの動画がメインならタイトなImage X10よりも楽しめた。

装着感

Klipsch Imageシリーズのイヤージェルは共通なので耳へのフィット感は変わらないだろうと思っていたが、Image X5は少しフィットさせにくい。低音を鳴らすためにすこし太くなったハウジングが耳たぶに当たってしまう。これは個人差もあるかもしれない。

ただ、イヤージェルはきちんと変形して外耳道に密着していなくてもある程度の遮音性はあるし、Image X5は低音がしっかりとしているので実用上は問題ない。Image X10もダブルフランジのイヤージェルを使って正しく装着しているときは滑らかに低音が出るのだが、Image X5ならルーズに装着していても楽しめる。

装着感はImage X10にはかなわない。Image X10は3時間程度付けっぱなしにしても全く気にならないがX5ではじんわりと重さが感じられてくる。とはいえ、こんな比較になるのも対象がImage X10だからこそ。Image X10を知らなければ細いケーブルとフィット感の高いイヤージェルでものすごく自然な装着感に感じるだろう。

柔らかくて細いケーブルの長さは身長178cmの私がiPhoneをジーンズのポケットに突っ込んだときにすこしたるみができる程度で、過不足ない感じ。さすがに頼りないので付属のケースに入れておく方がいい。

まとめ

日常使いにはベストバランス。いまどきの音源ならImage X10よりもカジュアルな使い方で楽しめるのはいいね。お値段も、これなら手が出せる範囲じゃないだろうか。

バランスドアーマチュア一発という設計のおかげなのだろうけど、低音から高音域まで切れ目なく繋がり、中音域がしっかりしているのは上位グレードのImage X10と同様。X10よりも大げさな低音の演出も作為的な感じではなく、ナチュラルにブーストされるので、ノリが重要な楽曲にはとても向いている。

カジュアルなヘッドフォンでいまどきの音楽を楽しみたいならImage X5はかなりお勧め。

Klipsch イヤホン Image X 10

Klipsch イヤホン Image X 10

自宅にある程度しっかりしたオーディオシステムがあるならケースも音もタイトなImage X10をお薦めしたいな。

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