日仏フォーラム「書籍とデジタル」に登壇


在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、国立国会図書館主催の日仏フォーラム 「書籍とデジタル」に登壇することになりました。セルフパブリッシングからデビューした作家という立ち位置で、第一セッションのデジタル時代における創作と読書:本の新しい形と新たな読書の形態とは?に登壇します。

セッションのメンバーは、パリ第8大学教授のティエリー・バッチノ氏、アーティストのジュリー・ステファン・チェン氏、小説家の平野啓一郎氏、インプレスR&D社長の井芹昌信氏。そして司会は朝日新聞社デジタル本部の林智彦氏です。

私からはデビューの経緯とセルフパブリッシングのある世界における出版社の意義、Web小説における文体の変化、そして「書籍から巻物へ」というあたりを話したいな、と考えているところですが、これだけのメンバーが集まった現場でストレートにいくとも思えません。きっと私の考えてもいない話題が飛び出すことでしょう。楽しみです。

先日、フォーラムを主催される主任とお話しさせていただいたのですが、この手の話題で必ず出てくる「紙と電子」が、読書体験に関する文脈のときは paper or glass というのですよね。日本でも「紙かガラスか」は流行ってほしいなあ。そもそも「電子書籍」を読むとき、電子を読んでいるわけでもないわけですし、もしもコンタクトレンズに投影される拡張現実に本を展開して読むようなことが増えてくればユーザー体験はガラス越しに読むPCやタッチデバイス、専用端末で読む「ガラス越しの読書」と大きく異なってくるわけですので。何よりpaper or glass は素材同士の対照になっているところがいい。質感も感じさせてくれます。いい言葉だと思います。

平日なので参加しにくい方もいらっしゃるでしょうが、お時間がありましたらぜひともご参加ください。他のセッションの具体的な内容はPDFでご覧いただけます。日仏併記が新鮮ですね。

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