『オービタル・クラウド』第35回 日本SF大賞を受賞

2014年2月に早川書房から刊行された二つめの長篇小説『オービタル・クラウド』が、35回目となる日本SF大賞を受賞しました。同時受賞作品は長谷敏司さんの『My Humanity』、そして功績賞は平井和正さんに贈られることになります。

第35回日本SF大賞・受賞作決定!

第34回からSF作家クラブの独立運営に変わったSF大賞は、一般エントリーされた作品にSF作家クラブ会員が投票し、ノミネート作品を選び、選考を行う形式となりました。一般エントリー作品総数は198作品、ノミネート作品は当ブログでも報告したように5作品が選出されました。いずれも2014年の日本SFを象徴するような大きな成果の中から私の作品が選ばれたことを光栄に思います。

私事のためにブログを更新できなかったのですが、『オービタル・クラウド』は早川書房の『SFが読みたい! 2015』に掲載された「ベストSF 2014」でも一位となりました。主人公のモデルでもある柏井氏の助言をいただき、早川書房の編集I氏とともに作った『オービタル・クラウド』は、日本のSF三賞(日本SF大賞/ベストSF/星雲賞)のうち二つを頂いたことになります。

『Gene Mapper(現在はGene Mapper -core-と改題しています)』をセルフ・パブリッシングしてから、2年と7ヶ月という短いキャリアしかないことながら、多くの皆様に作品を楽しんでいただけていることが喜びでありましたが、今回、SF大賞という形で認めていただけたことは、作品を書き続けていく大きな支えとなっていくことでしょう……ごめんなさい、まだ実感が湧いてこないのです。

3月には商業デビュー作の片翼であり、再構成してKindle連載した〈UNDERGROUND MARKET〉シリーズの単行本『アンダーグラウンド・マーケット』が朝日新聞出版から、そして4月には新たなジャンルへ挑戦した作品が登場します。舞台となるのは『オービタル・クラウド』の前年である2018年、そして2019年という極近未来です。それぞれ全く異なる時代背景を生きる人々を描いていますが、『Gene Mapper』や『オービタル・クラウド』同様にお楽しみいただけることを願っています。

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