Apple製品の想像図作成


久しぶりにMacお宝鑑定団の記事のためのイラストレーションを作成した。

13.06.13-iPhone_Lite_Colors

登場が噂されている廉価版のiPhoneが樹脂製になりバンパーカラーを踏襲することになるだろう、という予測に基づくものだ。ケースの樹脂はiPhone 3Gなどで用いられていたものか、とも思ったがこの数年のApple製品の要求する精度は射出成形だけで到達できそうもない。歪みのない均等な厚みで射出してからCNCで内側や穴を削るのかもしれない。そんなわけで大きなカーブは射出、穴は金属ケースと同じようなディテールでモデリングしている。

困ったのがライティングだ。今、Appleがカラーバリエーションを展開しているiPodシリーズは全て金属ケース。美しく撮影するための光源のセオリーが色つきの樹脂とは異なる。金属の梨地加工ならば正面を暗くして強調したい輪郭にハイライトを入れる。ハイライトになる光源の形は金属の表面加工で滲んでしまうので、光源の形はそれほどこだわらなくてもいいし、陰影よりも周囲の環境の明るさの差を使ってケースの立体を見せることになる。

樹脂はライティングで陰影を出しつつ、光源の形がはっきりと見えるハイライトが必要になるのだけど……白と黒、そしてとても彩度の高い色の組み合わせに対応したライティングの設計はちょっと骨が折れる作業だ。

そこで、Appleが以前クロームメッキのiPodで採用していた幾何学的な背景を使ってみることにした。下のようなライティングステージだ。

light

わかりやすくするために黄色く着色しているが、実際には白色のリング状の発光体を配置して、ケースのリムに自然なハイライトを入れている。このようにライティングすることで、継ぎ目のないハイライトでケースの輪郭を縁取ることができた。

もしもこの記事のようにiPhoneの廉価版が樹脂製のキャンディカラーで登場するのなら、Appleのデザイナーがどんなライティングをしてくるのか、いまから楽しみだ。

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